☆スライドの練習 ドリフトの練習 安全に出来るタイヤ選びについて①
お客様からのご質問で 良くある内容のひとつに
タイヤの選択があります
何を選んだらよいか分からない
わからない事が分からない
お気持ち おさっしいたします!
だって分からないんだもの!
と言う事で ① と題しまして
色々と考え方やご提案を伝えさせていただきます
是非ご確認いただきイメージし
宜しければコレらを活用して
安全に 安心して 楽しく 良い練習をしてください
(②③と提案等をお伝えする予定です)
- 安全に と 楽しく -
安全にと楽しくは連動している所が多いです
安全に走れる状況 環境 雰囲気 マシン
いろいろなバランスが整う事で 走れる状況となり
おもいっきり挑戦できる! 練習できる! → だから楽しい!
(不安を抱えたままで思い切り走れませんよね)
テールスライド と ドリフト を目標とした
スポーツ走行の場でより安全に走るには
「車速を低く」がとっても良いです
なぜなら?
・「車速を低く」は心のゆとりを稼げます
(車速が速くなればなるほど あわてる・落ち着かない・忙しい)
(時には怖いとかんじる事もあります
・「車速を低く」はドライブでミスしてもリスクが低いからです
(万一コースアウトしそうになってもそれを防げる可能性が
(車速が速い よりはずっと良いです
※「車速を低く」はドライバーへのストレス・リスクを
低減させる事が出来るからです
- 大切なセッティング -
・スライドのコントロール トレーニング
・ドリフトっぽい走りがしてみたい 練習したい
この時に より低い速度で滑らせたい時の お勧めのセッティングがあります
それはこちら
フロントタイヤ できる限りグリップ力の高いもの (ハイグリップタイヤ
リヤタイヤ できる限りグリップ力の低いもの (ローグリップタイヤ
前輪と後輪でタイヤのグリップ力(路面への喰いつく能力)を
あえて(わざと)差をつける事です
-グリップ力が分からない-
もし グリップ力(ぐりっぷりょく)と言う言葉がわからない方は
この写真を見て下さい ↓
見た事ありませんか?
通称「砂消しゴム」
画面の 左側が砂消しゴム 右側が消しゴム
(仕様用途は割愛しますね)
この消しゴム達で紙に書いた字を消す時を思い出してください
消しゴムで ゴシゴシ した時の抵抗感です
普通の消しゴム側って紙にゴムが引っかかりやすいですよね
対する砂消しゴム側の場合抵抗感少なく感じませんか?
同じゴムでもゴム質でこれほど変わるものです
自動車のタイヤも同じゴムの部類で出来ています
ハイグリップ = 消しゴム
ローグリップ = 砂消しゴム
の様なイメージを持ってくださいね
-なんで?-
お話は車のセッティングの方に戻りますが
こうする事によって車(4輪)の場合後輪を滑らせ(はじめ)る事が
簡単な方向(性)になります
イメージが付かない方は以下を確認し
イメージを膨らませてみましょう
普通では ありえない実験ですが
イメージですので自由に考えます
上の図のように
タイヤをセッティングして
横から車を押します(滑らせる)
すると? 以下のようなすべり具合が発生します
1・タイヤだけで見て下さい(黒色)
前輪も後輪も地面をつかまえにゆきます(グリップ力発生)
しかし 前後その能力には差があるので
前輪は後輪に比べて短い距離で止れます
後輪も頑張っていますが前輪に比べととまるまで距離が伸びてしまいます
2・今度は車体だけで見て下さい(黄色)
タイヤの動きの都合上で横向きになりました
横から押す力が上がれ(強くなれ)ば
止った時等 更に横向きになります
-イメージ膨らませます-
このタイヤの能力の差を使って
実車輌で走行してみましょう
サーキット走行中にコーナーが来ました
コーナーでハンドルを切ると(右でも左でも)
車輌ハンドルを切った方向に曲ってゆきます
(前輪はグリップ力を発生させつつ転がります)
そしてコーナーを曲ると遠心力が発生します
後輪はタイヤが左右に傾くことが無いので
(前輪のようにハンドルを切る事は出来ない)
車体にくっついて転がるだけになります
(自転車の後輪とおんなじです)
そして!
そのイメージのままスピードを上げてゆきましょう
前輪はハイグリップタイヤなので何ら問題なく
ハンドルを切り コーナーを曲れます
しかし後輪はどうでしょう
コーナリング中のスピードがどんどん上がってゆくと
遠心力がどんどんつよくなって(遠心力はスピードに比例して上がります)
後輪はその遠心力についに耐えられなくなり滑りだしてしまうのです
一般道のECOドライブでは到底ありえない話ですが
サーキットでのスポーツ走行では
速度UP OKです
一般道では絶対にしてはいけないコーナリングやスライド ドリフトの
チャレンジもOKです
なので上記の様なセッティングで走れるわけです
-まとめ-
前後のグリップ力の差を大きくすればするほど
低速でスライドを発生させやすくなりますので
上記に述べてきたように リスクを下げられますので
お勧めできると言う考えです
さ今回はココまでですが
タイヤのグリップ力と
そのグリップ力の差を使う 使ってよい と言う事
イメージをもてましたでしょうか
安全に そして 楽しく スポーツ走行を一緒にしましょうね!
TK